おかずのクッキング2/3月号に載っていたウー・ウェンさんの「ブロッコリーと豚肉の甘辛炒め」
お弁当のスペース埋めと彩り担当として絶対的な存在であるブロッコリーだが、ブロッコリーは塩強めに茹でてそのまま食べる、マヨネーズをつけて食べる、添えものとして食べる以外にあまりバリエーションがなく、買えばとりあえず塩ゆでしておくという道をたどるのが今までのブロッコリーだった。
だが、今回は炒め物!
このレシピのおもしろいところは下処理として「ブロッコリーは洗わずに熱湯で花蕾をふり洗いする」ところ。
こうすることで、出来上がりの水っぽさを回避できると説明されている。
確かに、水っぽさはなかったように感じた。下茹でしないの!?と思ったが、下茹でしなくてもいいのならちょっと面倒くささが減るように感じる。それに、そんな処理をしたことはなかったから試したいと思った。
実際はお湯を沸かすから手間が減るかというとそうでもないのだけど、茹で時間に気を遣うことがなくなるので精神的な負担は若干減る。(茹ですぎブロッコリーは美味しくはない)
丸ごと一株ブロッコリーを消費してくれるレシピなので、少し安いとつい買ってしまうブロッコリーをメインディッシュとして活躍してくれる誠にいい感じのレシピだった。
さらに、ありがたいことに掲載されていたレシピの豚肉の使用部位は「豚こま肉」である。
なんて庶民的なんでしょう・・・。
「豚こま切れ肉」と印字されているその様は、かなりホッとする。「これならレシピ通り作れる!」という舞い上がりとともに、採用率はグンと上がる。
レシピにおける材料の重要性を痛感するとともに、その使い方にひとひねりあるレシピだった。これがプロのレシピだ~。