おいしいって言われたい

毎日のお料理手記

冷蔵庫の残り物で作るそれっぽい料理について

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100g98円の豚ひき肉を買った。とりあえず味噌味でそぼろにしておこうと思い立ったが禁忌である「消費期限切れ」を発生させた。ひき肉は表面積が大きいため、消費期限が短い。うっかり「今日じゃなくてもいいや」と思ってそのままにしておくと、あっという間に消費期限が過ぎてしまう。

 

しまった。鶏もも肉と豚ひき肉を一緒に買った時にすでに予感はしていたが、やっぱり鶏もも肉を優先的に使ってしまった。「1日すぎならギリ大丈夫。臭いも変になっていない」という理由で、パックからフライパンにひき肉をダイブさせ、調味が面倒くさいときによく使う手作り調味料「あれもこれも味噌」を適当に入れ、火を入れた。消費期限が切れていることから、このひき肉は臭いがアカン感じになっているはずと踏んで、お酒を投入し、おろしショウガも加えた。

 

昔、調理師さんが煮魚を語っている時に「ショウガで臭いは消せない。ごまかしているだけで、実際に臭いを飛ばすのは日本酒だ」と言っていたことは今でも私の糧になっている。科学的根拠は知らないが、なんだかんだ調理における科学は伝統的な言い伝えに科学的根拠を後付けするスタイルが多いので、多分まあその通りなのだと思う。違ったとしても「そんな風に感じる」くらいには妥当なのだと思う。

 

途中「いっそのことなら中途半端に残っている食材全部入れたろ」と思い、業務スーパーで買ったむき枝豆やきざみザーサイを入れ、ネギの青いところを刻んで入れた。

 

さて、出来上がったそぼろであるが、具材を入れたことでボリュームアップしてしまった。どうしても余るなあと思いつつ、1~2日経過した。

 

 

「今日はスーパー行くの面倒くさいから冷蔵庫にあるものだけで食事を賄う」と決めた。

 

昼頃、冷蔵庫を見ると萎れた紫蘇があった。使いどころがいまいち掴み切れないけど、味や香りに大きな差が出るから省くのもどうかと迷う「薬味系」は余りがちである。

 

これだ。これを今日使うべきである。今、冷蔵庫にあるたんぱく源はこのギリギリのそぼろと卵だけだ。しかも、萎れた紫蘇。どうする・・・・?

 

ひとまず昼は素麺を茹でて、紫蘇の千切り、ネギ、錦糸卵をホーローバットに豪快に盛り付け「好きなだけ薬味を使ってくれスタイル」で紫蘇を消費した。

 

「今日は朝食みたいな夕食にしよう」という思いがあったので、目玉焼きは確定していた。そぼろと目玉焼きが合体している料理、そうだガパオライスだと思った。

 

バジルはないが紫蘇はある。であれば、それっぽくワンプレートに盛り付ければガパオっぽい何かは出来上がるだろうと思った。さっそく調理に入った。

 

今日たまご食べすぎじゃない?というのも頭によぎったけれど、1日で急に太ったりしないように1日くらい多めに卵を食べても特に問題はない。食事の影響は続けてこそ。

 

タッパーに入ったそぼろをフライパンに勢いよく移し、火を入れる。この段階で「タッパーに適当に切った紫蘇を入れてレンチンすればよかった」と思った。なるべく洗い物は減らしたい。こうやって「ああ、こうすればもっと楽だったのに」と思うことが料理中にたびたびある。

 

そのあと、萎れた紫蘇をザクザクと切り、フライパンに投入。味がぼんやりしていたので醤油を適当に追加した。

 

紫蘇がしんなりしたところで、タッパーにそぼろ一同を戻し入れ、冷蔵庫から卵を取り出しアツアツのフライパンに割り入れた。

 

色味がいい感じになる目玉焼きにするために「水を少量いれて蓋をして蒸し焼きにする」の段取りを省く。そうすれば、蓋は洗わなくていいから近頃は「蒸し焼き」の段取りはやらない。蓋は大きいから洗うのが面倒くさいし、後で洗おうと思ってシンクに置くと場所を占領して「うっわ~洗い物めんどくせえええ。他の洗い物置けないしだっるぅぅぅぅぅ」という気分になるので好きじゃない。

 

じっくりと目玉焼きに火を入れつつ、白身の周りに焼き色がついたら火入れ終了。あとから醤油をかけるような食べ方はしないので、塩コショウをした。

 

仕上げは盛り付けである。ワンプレートにそれっぽく盛り付けることで「料理」になる。幸い、今回の盛り付けは成功。もっとちゃんとするならお茶碗でパコンとごはんを盛りつけた方がいいけど、お茶碗を洗うのが面倒くさいからそういうのはやらない。でも、ちゃんとガパオライスに見えた。よかった。

 

 

ひき肉は1日消費期限が切れていたけど何事もなかった。